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川崎市の旧ヨネヤマ本社ビルを再生——ファブラボなどが入居する創造拠点「unico」開設へ

NENGOは、築53年の旧ヨネヤマ本社ビル(川崎市川崎区)をフルリノベーションし、クリエイターやアーティスト、ベンチャーの創造拠点として再生。2017年6月、複合施設「unico(ウニコ)」としてグランドオープンする。3Dプリンタやカッティングマシンを備えたファブラボなどが入居する。

同施設は、建築リノベーションなどを手掛けるNENGOが総合プロデュースと耐震補強、リノベーション工事を行っている。地上5階建てで、「unicoA」「unicoB」および先行オープンしている「unico court」からなる延べ床面積2500平方メートル超の大型施設だ。

1、2階部分には、カフェやビールの醸造所のほか、ファブラボが入居。3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備える。3、4階はシェアオフィスで、原状回復の義務を無くして、従来の賃貸物件では数少ない思い切った活動が可能となっている。5階はイベントスペースとなる。

unicoはイタリア語で唯一無二を意味している。同施設では「発酵」をコンセプトに、人と人、街と人の間に化学反応を誘発し、街に新たな活動と動線をつくる唯一無二の複合施設を目指すとしている。

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