簡単操作で3Dモデリング——3Dモデリングソフト「3D Slash」がバージョンアップ
2017/03/01 14:00
3D SLASHは、3Dモデリングソフトの新版「3D Slash 3.0.0」をリリースした。ウェブ版とダウンロード版があり、ダウンロード版はWindows/Apple/Linux/Raspberry PiのすべてのOSに対応する。
3D Slashは、3Dモデリングの初心者でも利用しやすいよう、ハンマー(hammer)、のみ(chisel)、糸のこ(jigsaw)などのツールを使い、3Dモデルをゲーム感覚で「石材を削るように」作成できる。アメリカの教育現場を中心に活用されており、今日まで3D Slashで作成された3Dモデルは50万を超えるという。
初めて3Dプリンタを使うユーザーや、創造性を発揮する教材として学生などが利用し、「Second Life」などのゲームや、「Unity3D」との連携も容易だ。また、「Google Drive」との連携をサポートしたことで、チーム内での3Dデータのシェアが容易にできるという特徴がある。
今回リリースされた3D Slash 3.0.0では、エングレービング機能が追加され、ハンマーツールでステンシルとして任意のドローイングがつかえるようになった。タイピングやイメージをインポートするだけでワードやロゴ、形状、ホールをエングレーブでき、以前のバージョンよりシンプルな操作で複雑な形状を作成できるようになった。
また、マルチカラーでの造形を意識し、色別にパーツをSTLファイルにエクスポートできる機能や、ゲームや3Dプログラミングソフト向けのコンテンツ作成のためFBX/Colladaにエクスポートできる機能、LOD(詳細度)のエクスポート機能が追加された。さらにツールサウンドの追加(ウェブ版)や3Dモデルの高精細加工、操作性の向上などを実現した。