わずか10ドルのLinuxマシン——Wi-Fi/BLEを実装した「Raspberry Pi Zero W」
2017/03/01 10:00
Raspberry Pi財団は、Raspberry Pi発売5周年となる2月28日付の公式ブログで、「Raspberry Pi Zero」にWi-Fi/BLEをオンボード実装した「Raspberry Pi Zero W」を発表した。価格は10ドル(約1120円)だ。
Raspberry Pi Zeroは、2015年11月の発売以降(国内は2017年2月)、上位機種同等の機能をわずか5ドルの小型基板に詰め込んだ手軽さで人気を呼んでいる。
ただし、IoT用途などで無線通信機能を利用するためには、Pi Zero本体よりも高価なUSBドングルなどの追加が必要となる。この課題を解決するためPi Zeroの実装を見直し、ロゴマークの部分に無線コントローラを追加したのがRaspberry Pi Zero Wだ。
Wi-Fi/BLEコントローラには、上位モデルであるRaspberry Pi 3 Model Bと同じCypress CYW43438を使用し、シリーズとしての互換性を意識したものとなっている。無線以外のスペックはRaspberry Pi Zeroと同等だ。