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東大生が学ぶ“スタートアップ学”が新書に——「逆説のスタートアップ思考」発刊へ

中央公論新社は爆発的成長を遂げる組織を指す“スタートアップ”の思考法や方法論をまとめた「逆説のスタートアップ思考」を3月8日に発刊する予定だ。

著者は日本マイクロソフトを経て、現在は東京大学で学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事する馬田隆明氏。同書は、馬田氏が2016年6月にスライド共有サービス「slideshare」で公開した「逆説のスタートアップ思考」がSNSで話題になったことを受け、書籍化したもの。

全4章構成で、アイデア、戦略、プロダクト、運など、スタートアップが取るべき戦略や思考法を紹介している。馬田氏は、スタートアップを志向する学生だけでなく、若手のエンジニアや研究者など企業に勤める人にも読んで欲しいと話している。

馬田隆明氏。日本マイクロソフトにてVisual Studioのプロダクトマネージャ、テクニカルエバンジェリストとして数多くのベンチャー企業を対象に、技術面とビジネス面での支援を行う。現在は東京大学にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事。 馬田隆明氏。日本マイクロソフトにてVisual Studioのプロダクトマネージャ、テクニカルエバンジェリストとして数多くのベンチャー企業を対象に、技術面とビジネス面での支援を行う。現在は東京大学にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事。

「日頃、学生にはキャリアの選択肢を持つことを意識してもらうために、大企業だけなくスタートアップでのインターン経験を勧めていますが、現役の研究者やエンジニアにとっても、今の職場以外の場所でサイドプロジェクトに関わることは、自分のキャリアに厚みを持たせる意味で重要です。単なる副業ではなく、将来跳ねそうなアイデアや技術に関わることで、今の職場に何かあった時でもエンジニアとして生きていける下地ができると思います」

新書判272ページで、価格は886円(税込)だ。

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