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Raspberry Pi Zero WをWebカメラに——専用カメラ&ケース付USB増設基板「HubPi Cam」

Raspberry Pi Zero WにUSBカメラ+USB2.0タイプA×2を増設できる「HubPi Cam」がKickstarterにて出資を募っている。

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HubPi Camは、Raspberry Pi Zero WにUSBカメラとUSB2.0タイプA×2を追加できるUSB増設基板だ。

PiZeroとほぼ同サイズの基板は、Pi Zeroの40ピンGPIOを避けるようにデザインされており、GPIOを利用する周辺機器との共存が考慮されている。基本的にはUSB×4を増設する回路構成で、そのひとつを専用カメラ用コネクタに使っている。Pi Zeroと重ねてネジ止めすることで、HubPi Cam裏面に取り付けられたスプリングピンコネクタ(ポゴピン)×4を使ってPi Zeroの基板から直接USB信号線と電源/グラウンドを取り出しているようだ。もちろん、Raspberry Pi Zeroにもそのまま接続できる。

開発元によると、元々は無線通信を内蔵しないRaspberry Pi Zero用にWi-Fi/BTを追加するUSB増設基板としてデザインしていたようだが、Raspberry Pi Zero Wの発売に伴い、無線チップを外したとのこと。USBコネクタ横には空きスペースとUSB用の4ピンスルーホールがレイアウトされており、ここへの増設も検討できる。

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専用ケースは3Dプリントで作成され、前面にカメラ、背面は増設USBやPi Zeroの各種インターフェース用の開口部が設けられている。

価格はHubPi Camと専用USBカメラ、ケースがセットで45ドル(約5130円)。日本への出荷には送料16ドル(約1820円)が必要だ。

HubPi CamはKickstarterで4月21日までクラウドファンディング中。目標額の8000ドル(約91万2000円)に対し、3月8日時点で2000ドル(約22万8000円)を集めている。プロジェクトが順調に消化された場合、出荷は2017年5月を予定している。

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