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特殊蓄冷材料で保冷——マイナス2度で味わう純米吟醸酒「冬単衣」

シャープの液晶技術から生まれた蓄冷材料を使用した専用保冷バッグでマイナス2度に保ち、雪が溶けるような味わいの変化を愉しむことができる「雪どけ酒 冬単衣(ふゆひとえ)」がMakuakeに登場した。

冬単衣の専用保冷バックに使用される蓄冷材料は、シャープが液晶材料の研究で培った技術を用いて独自開発したものだ。蓄冷材料は事前に冷凍庫で凍らせて保冷バッグにセットし、冷蔵庫で冷やした日本酒を入れると約30分でマイナス2度になり、およそ2時間保冷できるという。もちろん蓄冷材料は再度凍らすことで繰り返し使うことができる。

氷点下が適温となるよう酒質設計された冬単衣は、口に含んだ瞬間から風味がゆっくりと移り変わり、マイナス2度のキリッとした味わいから、フルーツのような甘い香り、そしてお米本来の上品な甘みの3段階の異なる味わいを愉しむことができるという。

今回のプロジェクトは、シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」と石井酒造のコラボレーションによって実現した。Makuakeが企業向けに新製品開発をサポートするプログラム「Makuake Enterprise」を活用し、シャープで7年間の研究開発期間を経て誕生した蓄熱技術を日本酒の保冷バッグとして活用するアイデアを生み出すことに成功。石井酒造とビジネスマッチングを図ることで製品化が実現、クラウドファンディング実施に至った。

リターンは、冬単衣と保冷バッグ各1個のセットで1000円割引の「5600円コース」、各2個セットの「1万1000円コース」、各6個セットの「3万1000円コース」(いずれも税込)などが用意されている。

目標金額100万円は開始数時間後に達成、3月29日時点で約250万円の資金を342人のサポーターから集めている。

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