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MIDIでモノを動かそう——MIDI信号をDC12Vに変換できるMIDIコントローラ「dadamachines」

MIDI信号を汎用DC12V出力×12に変換できるMIDIコントローラ「dadamachines」がkickstarterに登場し注目を集めている。ツールキットに含まれるソレノイドを使い、プランジャでいろいろなものを叩いて音が出せる。

dadamachines automatコントローラのMIDI/USB入力に、キーボードやMPCなどのMIDIデバイスやLive、Cubase、modstep、elastic drumsなどのDAW/DTMアプリを接続し、出力させたいチャンネルを選択し、演奏パターンを作成するだけで、MIDI信号をアナログ電圧出力に変換できる。

automatツールキットには、ソレノイドに加え、いろいろな音がだせる「エレメンツ」を用意している。エレメンツにはソレノイドをレゴブロックに取り付けられるようにするレゴアダプタ、台の上に鈴やビーズを置いて振動させるマテリアルドラム、打楽器をソレノイドで叩けるようマレットを取り付けるアダプタなどがある。

automatコントローラの本体サイズは110×110×26mm。入力としてMIDI IN(DIN)×1、USB×1、出力としてMIDI THRU(DIN)×1、DC×12(12~24V、最大1.3A)を備えている。加えて、Arduinoシールド接続用の拡張ポートがあるが、プロジェクト達成後にautomatツールキットはすべてオープンソースとして公開する予定だという。Arduino IDEでのボードサポートパッケージもgithubで公開している。

automat ツールキットは、S/M/Lの3タイプを用意。ソレノイド×3、マイクスタンドアダプタ×3が付属するSは299ユーロ(約3万5800円)、ソレノイド×12、マイクスタンドアダプタ×3、その他のアダプタやエレメンツが付属するLは499ユーロ(約5万9700円)などの早期割引プランがある。なお、キットに付属する電源ユニットは、M/Lでは12~24V(6A)、Sは24V(2.5A)となる。なお、automatの基板だけなら89ユーロ(約1万700円)で購入可能だ。いずれも日本への発送には送料が別途必要だ。

dadamachinesは4月29日までKickstarterにてクラウドファンディング中。目標額の2万ユーロ(約239万円)に対して3月29日時点で5万8000ユーロ(約694万円)以上を集めている。製品の出荷は2017年9月を予定している。

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