新しいものづくりがわかるメディア

RSS


2000ドルで買える高精細なDLP光造形方式3Dプリンタ「T-1000」

UV LED光源を使う光造形(SLA)方式3Dプリンタ「T-1000」がIndiegogoにて注目を集めている。

photo

T-1000は、最小積層ピッチ7.5μmと高精細でありながら、個人向けの価格で購入できる光造形方式3Dプリンタだ。積層ピッチは最大120μmまで調節可能で、120μmにセットした場合、毎時2.6インチ(約66mm)の高速造形を実現している。

本体重量は29kg、外形サイズは678.5×453.6×296.1mmと縦長で、これにより造形エリアは179.2×134.4×300mmと、同クラスの3Dプリンタよりも大きな造形物が作成可能だ。

photo

PCとの接続にはEthernetまたはWi-Fiを使うのでプリントはブラウザベースで実行できる。また、PC/MAC用にG3Dレイアウトソフトウェアを用意しており、ビルド面上にオブジェクトをバーチャルに配置して確認できるという。ファイルフォーマットはG3Dに対応している。

photo

開発者によれば、レーザーやFFF方式と比較して、印刷速度がマテリアルの量(オブジェクトの断面積)ではなく積層ピッチに依存するため、特に小さな造形物を同時に複数出力するのに適しているという。SLA方式としては低価格で、デンタルやジュエリー用途のクォリティを実現したとしている。

photo

本体価格は1995ドル(約22万2000円)。セットにはUVレジン(1リットル)や説明書などが付属する。Indiegogoでは早期割引版として、1900ドル(約21万1000円)で購入でき、かつ4月に発送できるプランを用意している。既に発送体制を整えており、既存注文分も同年4月に出荷予定だ。国外発送にも対応するとしているが送料は明記されておらず、確認する必要がある。

photo

T-1000は4月25日までIndiegogoにてクラウドファンディング中。目標額2万5000ドル(約278万円)に対し、4月5日時点で倍以上となる5万2000ドル(約578万円)以上を集めている。

photo

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る