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矢野経済研究所が国内M2M市場を調査——2021年度に2000億規模に

矢野経済研究所は、国内M2M市場に関する調査結果を発表した。2015年度に1610億円だった国内M2M市場は、2016年度には前年度比106.2%の1710億円となる見込みだ。

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前年度同様に上位事業者の事業拡大やMVNOによるサービス多様化、また設備/機器監視や流通/物流関連での需要拡大が続いていることが堅調に推移している要因だとする。

2017年度以降、引き続きスマートメーター/HEMS(Home Energy Management System)などのエネルギー関連に加えて、工場などにおける設備/機械の遠隔モニタリング、決済関連の更新需要などにより需要拡大が進み、2021年度には2000億円の市場規模になると予測している。

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回線数を元に分野別の動向を見てみると、2015年度末の国内M2M累計回線数1690万回線の内、エネルギー関連が480万回線と最も多く全体の28.4%を占める。続いて設備/機器監視が22.5%、流通/物流関連が20.1%、自動車関連が17.2%と続く。

エネルギー関連ではスマートメーター/HEMSの普及に伴い需要が拡大し、今後も引き続き普及が見込まれるために市場を牽引していくと見ている。その他では設備/機械の遠隔モニタリングやメンテナンス向け需要、自動販売機での電子マネー決済やPOSレジ、駐車場精算機などでの決済関連需要、また店舗や倉庫などの温度管理や車両管理向け需要などでの活用が今後進むと見込んでいる。

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