限定150台——4万円で買えるFFF方式3Dプリンターキット「Proforge」
2017/04/18 16:30
限定150台279ポンドから入手できるFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンターキット「Proforge」がKickstarterに登場した。キットといっても組み立てにはんだ付けは不要で、必要な部品はすべてセットされている。
Proforgeは279ポンドから入手できる低価格ながら、誘導センサーによるオートレベリング、最高120度のヒーテッドベッド、最高250度のホットエンドなど、充実した機能を備える。
コントロール部はLCDスクリーンを搭載し、ファームウェアはMarlin、SDカードでのG-codeファイルのアップロードに対応する。コントロールボードには、Arduino Megaと3DプリンターコントロールシールドRAMPS 1.4を搭載している。
ボーデンタイプのエクストルダーを採用し、250度まで加熱できるエクストルダー部には50㎜の冷却用ブロワーファンを搭載する。利用可能なフィラメントは1.75mmのLPA/ABS/PETG/Exoticsなど。また、Wi-Fi/ウェブカメラ制御システムのOctoPrintもオプションで搭載可能だ。
フレームはアルミニウム製で、オプションのHDPE(高密度ポリエチレン)製サイドパネルと3mm厚のクリアパースペックス(アクリル)ルーフやドアを取り付け、密閉型にもできる。
造形エリアは200×200×240mmで、最小積層ピッチは50μm。ツールキャリッジを変更することでプロッター/レーザー刻印機/CNCミリングマシンとしても使えるが、現時点ではオープンソースに関する詳細は公開されていない。
Proforgeは、5月15日までクラウドファンディングを実施。4月18日時点で、目標額1万7000ポンド(約232万円)に対して約1万3000ポンド(約177万円)を集めている。
今なら早期割引価格279ポンド(約3万8000円)で入手できる。オプションのHDPEパネル部品は75ポンド(約1万円)、OctoPrintは60ポンド(約8200円)。7月以降の出荷を予定しており、日本への出荷にも対応するが送料は確認が必要だ。