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雑音の中でも手拍子だけを聞き分ける——手拍子音センサー「VM-Clap1」

音楽や人の声がしていても、手拍子や指をパチンと鳴らす音だけを検出する手拍子音センサー「VM-Clap1」がIndiegogoにて出資を募っている。

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VM-Clap1は、話し声や音楽などといったバックグラウンドノイズから、独自のアルゴリズムにより、手拍子や指を鳴らす音だけを検出できる、マイクロプロセッサーを内蔵した音センサーユニットだ。

手拍子やスナップ音を検出すると青色LEDが点灯すると共に、オープンコレクタとなっているOUT端子を使って負荷の制御が可能だ。これにより、例えば手拍子でR/Cカーを制御したり、指を鳴らして照明をオン/オフしたりといった活用ができる。

動画では、大音量の音楽を流してもLEDが全く反応せず、手拍子の音だけにLEDが反応し点灯する様子や、手拍子に合わせてセンサーを搭載したR/Cカーが走行する様子が公開されている。

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VM-Clap1の本体寸法は37×12×6mm、重量は2.1g。入出力端子(Vcc/GND/OUT)はボード左側に配置されており、ボード右側には基板固定穴×2を設けている。作動電圧は2.5~5.5V、消費電流は3V時で1.7mAだ。OUT端子のシンク電流は30Vで750mAある。検出パルス幅は40ミリ秒、手拍子の検出距離は9フィート(3メートル弱)程度とのことだ。

本体価格は20ドル(約2220円)。国外発送にも対応し、日本を含む海外への送料は無料としている。

VM-Clap1は、6月26日までIndiegogoにてクラウドファンディング実施中。目標額は8000ドル(約89万円)で、開発元はクラウドファンディングの成否によらず出荷するとしているが、現時点で出荷開始予定はクラウドファンディング終了前の5月となっているため、確認が必要だろう。

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