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1200ドルで買える高精細光造形方式3Dプリンター「Phrozen Make」

2K HDクラスのLCDを搭載した高精細光造形(SLA)方式の3Dプリンター「Phrozen Make」がKickstarterにて注目を集めている。

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Phrozen Makeは、2K HD解像度(2048×1080px)LCDと高出力バックライトを採用し、一般的なSLAプリンターのLCDよりもコントラスト比で60%、透過率で10%高くできたという。また、リニアレールはATAK製、リミットスイッチはオムロン製のパーツを使うなど、ハードウェアの精度を高め、これまでより高精度かつ高速な造形を実現したとしている。

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プリンターの制御にはRaspberry Piを使用。3Dプリンティング用ソフトウェアは「nanoDLP」をサポートし、ワイヤレス印刷にも対応する。

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樹脂はテフロン製のバットに注ぐ形でセットする。バットは横にある2つのノブのロックを解除するだけで取り外し可能で、樹脂の交換も容易に出来るとしている。また、「Spot-A」や「MakerJuice」などサードパーティ製の樹脂にも対応する。

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Phrozen Makeには、スタンダードのPhrozen Make、造形サイズが大きいPhrozen Make XLの2モデルがある。本体サイズ/重量はMakeが200×190×320mm/7kg、Make XLが300×300×420mm/11kg。最大造形サイズはMakeが121×68×140mm、Make XLが190×120×200mmだ。XY解像度はMakeが47μm、Make XLでは75μm。Z軸の解像度は両モデル共10μmだ。造形スピードは1時間あたり10~40mmとなる。

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希望小売価格はMakeが1226ドル(約13万6000円)、Make XLが2096ドル(約23万3000円)。KickstarterではMakeが839ドル(約9万3000円)、Make XLが1349ドル(約15万円)で購入できるプランを用意している。日本への発送には、送料としてそれぞれ70ドル(約7770円)、105ドル(約1万1600円)が必要だ。

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Phrozen Makeは5月26日までKickstarterにてクラウドファンディング中だ。目標額3万ドル(約333万円)に対し、4月27日の時点で目標額を大幅に上回る20万ドル(約2220万円)以上が集まっている。プロジェクトが順調に消化された場合、出荷はMakeが7月、Make XLが8月の予定だ。

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