人、動物、モノに影響する屋内環境を可視化——「環境IoTパッケージ」提供開始
2017/04/28 12:00
スカイディスクは、オフィスや公共施設などの屋内環境の温湿度/二酸化炭素データーの収集とAI(人工知能)分析に特化した「環境IoTパッケージ」の提供を開始した。屋内環境を可視化/分析するために必要なセンサーとデバイスをパッケージ化し、感染症予防や生産性向上のニーズに合わせて活用できる。
同パッケージは、IoTに適した低消費電力、通信費不要の通信規格LoRaWANでネットワークを構築するため、広範囲を低コストでセンシングできる。同社のLoRaゲートウェイ「SkyGate」を使用し(買取のみ)、センサーは同社の付け替え可能な着脱式センサーデバイス「SkyLogger」に温度、湿度、CO2のセンサーを搭載して使用する(レンタルのみ)。
また、多数のセンサーの状況を一目で把握できるダッシュボード「SkyAnalyzer」が利用でき、オプションで、時系列データー分析に特化した人工知能ソリューション「SkyAI」も利用できる。
同パッケージの活用例としては、役所、学校、病院、オフィスなどにおいて、温度と湿度のデーターから、季節性インフルエンザや熱中症が発生しやすい状況になった場合に警報を受け取るという感染症予防での利用がある。また、CO2が高濃度になった際に起こる思考力/集中力低下を防ぐために警報を受け取って、生産性を高めることに活用できる。
その他、畜産業での畜舎などの環境の温湿度管理や、スーパーマーケットの大型冷蔵庫の温湿度管理などにも利用できる。
価格は、月額10万9400円から。最低1年の利用期間が必要となっている。