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住野よる「君の膵臓をたべたい」とコラボ——テクノロジーで本の世界観を再現する「Bookkey」

日本出版販売は、1月にデジタルハリウッドと共同開催した「書店体験を変えるIoTプロダクトHACKATHON」入賞プロダクト実証実験の第1弾として、優秀賞受賞プロダクト「Bookkey(ブッキー)」を4月27日から文禄堂荻窪店に設置した。

Bookkeyは人感センサーや重さセンサーの働きにより、人や物の動きを感知して画像や映像に加え、香りや音、風などを生じさせるデバイスだ。

今回の実証実験では、同日に文庫版が発売された小説「君の膵臓をたべたい」(住野よる/双葉社)とのコラボレーション企画として、荻窪店内に設置された移動式本屋「BOOK ROUTE」内に特設コーナーを設置。Bookkeyの前を通りかかった客の年齢や性別を認識し、その人に合った音、香り、風といったコンテンツを発信し、「キミスイ」の世界を再現する。

同会場には、作品内で主人公とヒロインが出会うきっかけとなった「共病文庫」をイメージしたメッセージノートを設置する。ノートへの書き込みは作者に「読者の声」としてプレゼントされる予定。また、ノートにメッセージを書き込むと、特設コーナー設置のモニターに隠しコンテンツが表示される仕組みだ。

さらに、作品のカバーイラストを手がけたイラストレーターloundraw氏のパネルを展示。期間中に文庫版を購入すると、同作品や「また、同じ夢を見ていた」「よるのばけもの」など、住野よる作品のオリジナル缶バッジがプレゼントされる。(先着30名、ランダム1種)

なお、「書店体験を変えるIoTプロダクトHACKATHON」実証実験は、吉祥寺/高円寺で第2弾プロジェクト以降を順次開催予定だ。

Bookkeyの実証実験は5月7日まで、文禄堂荻窪店(東京都杉並区荻窪5-30-6 福村産業ビル1F)にて開催中。書店営業時間は9:00~25:00まで(日/祝のみ10:00~24:00)だ。

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