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ネットワーク上のセキュリティーリスクをまとめて検出——IoTセキュリティースキャナー「Gumwheel」

アプリックスは、ネットワークに接続されたIoT機器をまとめてスキャンし、セキュリティーリスクのある機器を検出するソフトウェア「Gumwheel(ガムホイール)」を5月から提供開始する。

アプリックスでは、2013年からなりすまし防止機能、暗号化通信技術、電子認証など、IoT機器に対応したセキュリティー製品をいち早く提供してきた経緯があり、これまで開発してきた製品で培われたノウハウがGumwheelにも生かされている。

IoT機器は、メモリ容量やCPUの性能が限られている上、専用ソフトウェアをインストールしてマルウェアなどの駆除ができないことが課題であった。

Gumwheelは、セキュリティーリスクの「検出」のみに機能を限定。スキャンの結果リスクが検出された機器は、ユーザー自身がネットワークから切断して対処するという仕様だ。このため、対象のIoT機器や場所を問わず、簡単に導入できるという利点がある。

開発には、Googleのオープンソースプログラミング言語「Go言語」を用いている。LinuxやWindowsが動作するPCにインストールし、ネットワークに接続するだけですぐにスキャンが可能だ。IoT機器側での準備は必要ない。

IoT機器のセキュリティー対策が急務となっている中、GumwheelはIoT化済みまたはIoT化を予定している企業のセキュリティー対策をサポートする。

アプリックスではIoT時代の到来に向けて、今後も安全に使用できるIoT関連製品の開発に注力するとしている。

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