新しいものづくりがわかるメディア

RSS


1個のセンサーでスマートハウスを実現——IoT向け統合センサーデバイス「Synthetic Sensors」

カーネギーメロン大学の研究チームは、1個のセンサーで住宅内の様々なものの状態を把握できるIoT向け統合センサーデバイス「Synthetic Sensors」を開発した。

photo

Synthetic Sensorsは、小型の基板に各種センサーとWi-Fi機能を搭載した統合センサーデバイスだ。背面のUSBをプラグインするだけで使用でき、音、振動、光、熱、電磁ノイズ、温度など部屋のさまざまな現象をモニタリングすることができる。

photo 「水道使用中」という1次センサー値

Synthetic Sensorsの優れた特徴は、マシンラーニングによる各種センサーデータの組み合わせによる、住宅内の様々なものの状況の把握だ。例えばコーヒーグラインダーとミキサーの似たような音でも、加速度センサーやマイクからの生データを元に僅かな音と振動の違いを記憶して判別し、それを「ミキサー作動中」や「ガスコンロがON」という状態を表す「1次センサー値」として出力できる。

photo 「ペーパータオルカウンター」という2次センサー値

さらに、この統合センサー出力は何段にも階層化することができる。例えば、ペーパータオルを取り出す音を定義すれば、「ペーパータオルを使った」という1次センサー値が得られるが、これを2次センサーに送ってカウントすることで、「ペーパータオルが何枚消費された」という1段階上の「2次センサー値」が得られる。このように階層化していくことで、機械が正常に動いているかだけでなく、ペーパーの使用量を把握し、残量が少なくなればオンラインで自動発注するといった高度なホームオートメーションが実現できる。

photo 汎用センサー使用イメージ
photo 汎用センサーとSynthetic Sensorsの比較

開発者は、「スマートハウス化には2つのアプローチがある。高価で高機能なスマート家電を買い揃えるか、あるいは市販の汎用センサーをすべての家電に取り付けるかだ。Synthetic Sensorsは多数のセンサーを統合できるもので、例えばキッチンに1個設置するだけで、水道、ディスポーザー、ミキサーやガスコンロなど、あらゆるものの状態をセンサー値として得ることができる。」とそのメリットを説明している。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. どこでもレーザー刻印できる——コンパクトカメラサイズのレーザー加工機「Cubiio」
  2. 電子工作マニア向け——プリント基板のパターンが印刷された定規「Zero Ruler V2」
  3. 子供が作っておウチで役立つIoT——実践型電子工作教材「PRO-CUBE」
  4. 全員FW!サッカー盤と電動ドリルを合体させてみた
  5. Autodesk、Fusion 360の大型アップデートを実施——シートメタル機能などを追加
  6. エアコンの稼働状況を可視化——家電をIoT化するデバイス「eRemote pro」
  7. 3脚車輪走行で素早い動き——デスクトップコンバットロボット「Archer」
  8. オーム社、電子工作の入門書「実践Arduino! 電子工作でアイデアを形にしよう」発刊
  9. SLAMナビゲーションも可能——ロボット製作キット「CrazyPi」
  10. 超お手軽?家庭用レーザーカッター「Smart Laser Mini」を組み立ててみた

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る