筋肉への負荷を最大60%軽減するアイアンマン風の外骨格型ボディスーツ
2017/05/18 09:00
米suitXは、装着時でも動きやすい外骨格型のボディスーツを開発した。主に、工場労働者向けに作られたもので、肉体労働者の使う筋力を60%まで軽減できるとうたっている。
脚に装着する「legX」、背中用の「backX」、肩用の「shoulderX」という3つのモジュールのうち、用途に応じて必要なモジュールを利用する。すべてをセットにしたものを「MAX」システムと呼んでいる。
legX、backX、shoulderXは、脚、背中、肩にかかる力を減らすために、それぞれが独立して機能。既存の外骨格型ボディスーツと比べて、スムーズに動くという。建設現場、空港の荷物の取り扱い、工場の組立ライン、造船、倉庫作業、配送サービス、工場、鋳造所など、幅広い用途を想定している。
価格はbackXとshoulderXがそれぞれ3000ドル(約33万円)、legXが5000ドル(約55万円)となる。
suitXは他にも、下半身麻痺の人々のためのボディスーツ「PhoeniX」も開発している。 PhoeniXを装着すれば、下半身麻痺の人々も直立できて歩行可能になるという。
(fabcross for エンジニアより転載)