新しいものづくりがわかるメディア

RSS


3Dプリントでロケットエンジンを改良——部品数を90%以上削減、数カ月の期間短縮に

米Aerojet Rocketdyneは2017年4月3日、3Dプリント技術を利用して、ロケットエンジン「RL10」推力室の改良に成功したと発表した。

同社はここ10年ほど、RL10などの推進システムに3Dプリント技術を導入。製造コストを抑えて、より高いデザインとパフォーマンスを備えたロケットエンジンを製造する取り組みを続けてきた。

3Dプリンタで製造されたRL10の推力室は、現行のモデルRL10C-1の後継品として利用される見込みだ。RL10C-1は、複数のステンレスの鋼鉄管を非常に複雑に組み合わせており、製造に数カ月かかる。一方、3Dプリンタで作るRL10は2つの銅合金パーツだけで作られており、1カ月以内に製造可能だ。部品点数を比べると、90%以上削減することになるという。3Dプリンタの使用により製造期間は短縮され、従来の製造技術と比べて、ずっと少ない部品でシンプルかつ安価に製造できる。

3Dプリンタのもう一つの利点は、熱伝導率の向上だ。3Dプリンタの使用により、熱伝導率が高いロケットエンジンの設計と製造ができる。それにより、ロケット発射時に非常に重宝される「よりコンパクトで軽いエンジン」の製造が実現できるという。

fabcross for エンジニアより転載)

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 配線不要のディスプレイ照明——模型用ワイヤレスLED「X-BASE」
  2. Wi-Fi対応Arduino互換マイコンを作ろう——CQ出版、「トランジスタ技術 2017年11月号」で「IoT Express」を特集
  3. デスクトップでロボット開発——Arduino互換ボードで動かすロボットDIYキット「NOVA」
  4. 加工エリアは最大3m×2.5m——自走式ルーターロボットCNC「Goliath CNC」
  5. レーザー刻印、CNC彫刻、マルチカラープリントも対応——工業グレードの金属製3Dプリンター「Mooz」
  6. 不在時の荷物受け取りに便利——オランダ発スマート宅配ボックス「LockBox」
  7. 機械語プログラミングを学習できる——教育用4ビットマイコンボード「ORANGE-4」
  8. LEDテープとハーフミラーで作る合わせ鏡——「Desktop Infinity Mirror」
  9. FPGAビギナーに最適——Altera MAX10搭載FPGAボード「MaxProLogic」
  10. 武藤工業、造形後に変形できる3Dプリンター用フィラメント発売

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る