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スタンドアローン3Dプリンターに遠隔監視を追加——「3DプリンターIoTキット」

ミリメーターは、ネットワーク機能のないRepRap 3Dプリンターに接続するだけで、遠隔監視などのモニタリングができるようになる「3DプリンターIoTキット」の一般販売を開始した。

同社によると、3Dプリンターにはネットワーク機能のない製品も多く、プリンター本体や直接接続しているPCなどからしか操作や状態確認ができないという課題がある。3DプリンターIoTキットを利用することで、そうした不便を解消し、特に複数台の3Dプリンターを運用する場合などの運用工数を大きく低減することができるとしている。

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3DプリンターIoTキットは、オープンソースのRepRap 3Dプリンターに対応。USBカメラによるプリント状況の映像中継やタイムプラス映像作成、印刷記録の一覧表示、現在出力中高さの表示、出力中gcodeのヘッド軌跡リアルタイム描画などの機能を提供する。また、ネットワークからの3Dファイルのアップロードや独自のgcodeスクリプトによるフィラメント交換指示出し、ホットエンド/ヒーテッドベッドの温度設定などもできる。

同社では一般販売に先駆け、3DプリンターIoTキットを自社のフルオーダーシューズサービス向けの3Dプリンターに社内導入しており、運用の容易化や製造コスト削減に貢献していると、その効果を説明している。

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同社ECサイトで購入でき、標準カメラ付きが1セット5万9400円、広角カメラ付きが1セット6万4800円(いずれも税込)だ 。本体ケースは3Dプリント製で、カラーは14色を用意する。

また今後、フィラメントセンサーをオプションとして追加し、フィラメント切れによる印刷の一時中断機能を提供予定とのことだ。

photo 開発中のフィラメントセンサー

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