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フレキシブル基板を1万円から——「AgICオンデマンドAP-2」サービス一般受注開始

プリンテッドエレクトロニクス技術を開発するAgICは、印刷技術と銅メッキ技術を組み合わせることで、従来のフレキシブル基板と同等の性能を持つフレキシブル基板を、これまでの1/5のコストで試作できるサービス「AgICオンデマンドAP-2」を公開した。

同社は、銀ナノインクを使った電子回路技術を用いて、家庭用インクジェットプリンターでフレキシブル回路が印刷できる「回路試作インクキット」や、フレキシブル回路のオンデマンド印刷サービス「AgICオンデマンド」などを提供している。

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しかし、インクジェット印刷のみを用いる従来のAgICオンデマンドでは、厚膜化が困難なため抵抗値が高く、さらに半田付けができないという問題点があった。今回公開したAgICオンデマンドAP-2では、メッキ技術を用いて印刷した金属パターンの上に銅を成長させることで抵抗値を低下させ(シート抵抗計測値:5 mΩ±15%)、従来のフレキシブル基板と同等の抵抗値で、なおかつ半田付けもできる技術を開発した。

同サービスは専用サイトから無料で見積もりができ、注文は拡張ガーバーフォーマット(RS-274X)で設計ファイルを送付する。価格は180×270mmのサイズで1枚1万円、3枚2万円で、従来のおおよそ1/5の価格、納期も発送までが3日と従来よりも短期間だという。

同社によると、これまでAgICオンデマンドAP-2をベータ版サービスとして一部メーカーに提供してきたが、今回製造設備を拡充したことで、一般向けの受注を開始した。今後はさらに、基材や銅の厚みのバリエーションを増やしたり、最小パターン幅/間隔の改善、両面ビアホール対応など性能向上を図るとしている。

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