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マクニカとマウザー、大企業から個人までカバーするECサイトを共同でオープン

マクニカとMouser Electronics(以下、マウザー)は両社のブランド名による共同ECサイトを5月25日に開設した。

共同ECサイトではマウザーが取り扱う400万点以上の商品の販売と、マクニカによる技術サポートや量産サポートを提供する。注文した商品はマウザーの本社がある米テキサス州から出荷され、日本へは2~4日で届く。また、オンラインストアで購入した部品を基にした量産の相談にも対応し、部品の購入だけでなく、製造・量産フェーズでのサポートも受けられるようになる。

今回の提携により大手企業からスタートアップや個人に至るまで、試作から量産に至るまで一貫したサポートが可能になり、市場に投入するまでの時間短縮が可能になるとしている。

photo 2社の提携イメージ図(出典:マクニカオンラインサービス)

マウザーは米テキサス州に本社に置く、半導体、電子部品の販売代理店だ。主に産業機器分野を中心としたOEM企業やEMSがメインの顧客で、世界22カ所に拠点を持ち、2015年に日本オフィスを開設、日本語によるユーザーサポートにも対応している。

一方のマクニカは2014年9月にmakersを支援する技術ソリューション「Mpression for MAKERS」を立ち上げ、プロトタイピングキットや、それらをファブ施設で気軽に利用できる仕組みなどを提供してきた。2016年4月にはVAIOと協業し、IoTやロボティクスなど分野の量産化支援サービスを提供するなど、スタートアップや個人に対するソリューションを拡充してきた。

両社は、デザインエンジニアリングと研究開発にフォーカスしたマウザーと、量産支援に強みを持つマクニカの提携により、大企業が求める品質の部品調達から量産までの支援が、スタートアップや個人でも利用できるようになるとしている。

なお、マクニカがこれまで運営していた「マクニカオンラインストア」は「マクニカオンラインサービス」と名称を変更する。ECサイト機能はマウザーとの共同サイトに移行するが、量産サポートの提供や、技術情報の掲載やユーザー向けの掲示板フォーラムは、引き続き提供していく。

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