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Raspberry Pi財団、CoderDojoと合併——2020年までに5000のプログラミング道場を開催

Raspberry Pi財団は、世界各国でプログラミング道場を展開するCoderDojo財団との合併を発表した。今回の合併について、Raspberry Pi財団とCoderDojo財団が動画で共同メッセージをだしており、両者の公式ブログでも発表している。

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CoderDojo(コーダー道場)は7~17才の若者を対象に、コーディングを教えるグローバルネットワーク。2011年7月にJames Whelton氏とBill Liao氏が最初のプログラミング道場を開催して以来、道場では「ninja(忍者)」と呼ばれる参加者にメンターがプログラミング技術を教え、コンピューティングのパッションをシェアするというアイデア実現の場となっている。現在では世界中に広がるムーブメントとなり、日本を含む69カ国の1250以上の道場で約3万5000人の若い忍者たちが学んでいるという。

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Raspberry Pi財団の最高経営責任者(CEO)であるPhilip Colligan氏は、ダブリンで開催された「CoderDojo Coolest Projects」にて、8才の子どもが初めてのスクラッチによるプログラミングを体験し、2人の少女による、Raspberry Piを使いWiiリモコンで制御するホバークラフトを見て衝撃を受けたことをブログで明らかにしている。

Raspberry PiとCoderDojo、そして以前Raspberry Piが統合したCode Clubの3団体が協力し、世界中の若者向けにコンピューティング/デジタル技術を教える大規模なプログラムを展開していくとしている。中期目標として、プログラミング道場の数を2020年までに4倍の5000に増やすとしている。合併により2団体の人的リソースや資産、ノウハウを活用し、共通のゴールを達成するために協力する。

なお合併に伴い、Philip Colligan氏はCoderDojo財団の理事会に役員として参加するが、CoderDojo財団は今後もアイルランドに拠点を置く独立したチャリティ団体として存続するという。CoderDojoブランドや理念は変えず、今後も道場で利用するプラットフォームの選択は中立とし、Raspberry Pi以外でも必要なキットを採用するとしている。

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