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Wi-Fiとオートレベリングも付いて99ドル——FFF方式3Dプリンター「BuildOne」

わずか99ドルの3Dプリンター「BuildOne」がKickstarterに登場、人気を集めている。

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BuildOneは、必要な機能のみを搭載して価格を抑えたFFF方式3Dプリンターだ。低価格ながら、誰でも簡単に使えるよう、オートキャリブレーション、プリントベッドのオートレベリング、Wi-Fi接続(802.11 b/g/n)を備えている。

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構成はシンプルで、インターフェースも、加熱/印刷/終了などのステータスを表すLEDと、緊急停止用ボタンがあるだけだ。基本的にはWi-Fi経由でのローカルプリンターだが、無償でクラウドサービスを提供するとしており、ブラウザやスマホアプリからクラウド経由でのリモート印刷も可能となる。

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ホットエンドはE3D V6タイプのクローン(ノズル径0.4mm)、ファームウェアはオープンソースのMarlinを改造して搭載し、変更はヘッドユニットへのI2C通信機能で、コードはgithubで公開するとしている。必要最小限の機能を備えたプリンティングソフトウェアを公開予定だというが、専用のドライバーは不要で一般的なプリントソフトウェアが利用できる。

必要最小限の「Basic Edition」は最安値だが、ビルドプレートがアクリル製なので、造形物の密着性に優れるPEI製ビルドプレートを備えた「Plus Edition」がお勧めだ。他にも、ABSフィラメントが利用できるPEI製ヒーテッドベッド、印刷状況のモニターと操作ができるOLEDディスプレイ/ジョイスティック、本体を覆う筐体/キャリングケース、7色のPLAフィラメントロールなどのオプションを用意する。

BuildOneの造形エリアは125×125×125mm、XY軸精度は20μm、最小積層ピッチは50μm。1.75mm径のPLAフィラメントに対応し、オプションのヒーテッドベッドを搭載すればABS素材も利用できる。

Kickstarterでは、Basic Editionが99ドル(約1万1000円)、Plus Editionが114ドル(約1万2600円)、ヒーテッドベッドとOLEDディスプレイを備えたDelux Editionが149ドル(約1万6500円)など、複数のプランを用意する。送料25ドル(約2770円)で日本への発送にも対応する。

BuildOneは、Kickstarterにて6月23日までクラウドファンディング中だ。目標金額10万ドル(約1110万円)はわずか39時間で達成し、6月1日の時点で24万ドル(約2660万円)以上を集めている。これを受けて開発元はストレッチゴールを用意し、25万ドルで全機種にUSBポート標準装備、30万ドルでレーザー刻印ユニットをオプション設定するとしている。なお、製品出荷は9月の予定だ。

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