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ハコ型ロボット「PLEN Cube」、ソフトバンクの対話型音声サービスと連携

PLENGoer Roboticsは、現在開発中のハコ型ロボット「PLEN Cube」にソフトバンクが開発した対話型の音声サービスを搭載する。2017年内を目処に、法人を主に提供する計画だ。

ソフトバンクが開発した多言語対応AI FAQソリューション「APTWARE」と他言語対応音声合成ソリューション「Rizbell」をPLEN CubeとAPI接続して、コミュニケーションデバイスとしての用途を広げる。PLEN Cubeに話し掛けるだけでIoT対応の家電を操作し、写真や動画の撮影、情報の収集などをできるようにする考えだ。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応し、オフィスや店舗など、さまざまな場面での利用を想定している。

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PLEN Cubeは、一辺が約75mmの直方体で、カメラ、ディスプレイ、スピーカー、マイクの機能を搭載する小型ロボット。顔を認識するフェイストラッキングや、音声認識、ジェスチャー認識などの機能を備え、Wi-Fi、Bluetooth、赤外線を使ってテレビや照明などを遠隔操作するリモートコントローラーとしても利用できる。IFTTTによって複数のWebサービスを連携させることも可能だ。

APTWAREは、自然な流れの対話によって利用できる一問一答型の自然言語処理エンジン。曖昧な質問を聞き返すことで回答を行い、質問者の目的を明確にし、正解率の高い回答を表示できるようにしている。

Rizbellは合成音声ナレーションを利用するためのシステム。豊富な調整項目やユーザー辞書機能を備え、専門知識がなくてもブラウザを通じて自由に音声ファイルを作成できる。

PLENGoer Roboticsは、APTWAREとRizbellの販売パートナーとして、両サービスを搭載したPLEN Cubeを日本語、英語、中国語、韓国語圏で提供する予定だ。

PLEN Cubeは2017年2月にKickstarterでクラウドファンディングを実施。5万ドル(約550万円)の目標に対して、8万1243ドル(約890万円)の出資を集めた。現在はMakuakeでPLEN Cube日本語版への支援を募るプロジェクトを立ち上げ、目標金額200万円に対して現時点で約287万円を集めている。PLEN Cube日本語版のMakuakeでのプロジェクトは、8月24日まで支援を受け付けている。

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