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日本写真印刷の「LPWA長距離無線センサー・システムNSOS-100」がNTT東日本の圃場センシングソリューションに採用

日本写真印刷(以下NISSHA)は、NISSHAグループのサイミックスと開発した「長距離無線センサー・システムNSOS-100」が、NTT東日本の圃場(ほじょう)センシングソリューション「eセンシングForアグリ」の生産管理用システムとして採用されたことを発表した。

photo 出典:NTT東日本

NSOS-100は、温度、湿度、照度、土中温度、土中水分量を測定し、無線で遠隔地までデータを送る電源、配線が不要のシステムだ。無線通信には、太陽光、機械の発する振動、熱などのエネルギーを採取し電力を得る環境発電技術「エネルギーハーベスティング」である無線通信規格「EnOcean」に基づくLPWAを利用する。

ソーラーパネルを内蔵して最長2kmの通信が可能で、防塵・防水対応(IP67相当)の屋外設置仕様で、耐光性、耐塩水性、耐薬品性なども備えている。

photo 出典:NTT東日本

今回NSOS-100が採用されたeセンシングForアグリは、電源不要のセンサと無線通信機器を圃場に設置して、温度、湿度、照度などのセンシングデータをNTT東日本のオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」に自動収集するソリューションだ。スマートフォンアプリやPCなどを使って圃場環境を見える化し、収集したセンシングデータを農業の生産性向上のために用いる。

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NISSHAは、今後農業の効率化用途での採用拡大を目指すだけではなく、防災、インフラ、海上など、電源を確保できない場所での活用など用途の多角化を図るとしている。

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