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造形サイズ1立方メートル超——大型FFF方式3Dプリンター「BigRep ONE」国内販売開始

イリスは、大型FFF方式3Dプリンター「BigRep ONE」を国内発売する。

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BigRep ONEは独BigRepが2014年に発売し、すでに全世界で140台以上の販売実績がある。今回ドイツ製産業機械輸入商社のイリスがBigRepと契約を交わし、日本総代理店として国内で販売する。

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BigRep ONEの特徴はその造形サイズの大きさで、以前は困難だった大型部品の原寸大のプロトタイピングや製品の造形が一度で出力できるようになる。また、プリント品質も安定しており、少しの加工で最終製品となるような品質を実現するという。その洗練された躯体デザインは、2016年のドイツデザイン賞を受賞している。

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オープンなフレーム構造を持つために、造形物のプリント品質や進捗が確認しやすく、モジュール式プリントヘッドは個別に操作できるので、2色同時印刷やサポート材を使ったプリントにも対応する。スプールホルダーは、一般的なスプールサイズに対応し、8kgまでの複数のスプールを収容可能だ。

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BigRep ONEの造形サイズは1005×1005×1005mm、レイヤー解像度が400~900μm(1.0mmノズル)または150~400μm(0.5mmノズル)、本体サイズは1850×2250×1725mmとなる。BigRep PLA、BigRep Pro HS、BigRep Pro HT、BigRep PETGなどの認定材料を用意しており、販売価格は約1000万円だ。

なおイリスは、6月21~23日に東京ビッグサイトで開催される「第28回 設計/製造ソリューション展」に出展し、BigRep ONEのデモンストレーションなどを行う。

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