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LoRa対応ゲートウェイとAI解析で高収量化を——スカイディスクの「IoT スターターキット」、福岡県「農業IoTシステム開発・実証事業」の事業者に採択

スカイディスクのIoTシステム「IoT スターターキット(LoRa model)」が、福岡県が募集した「農業IoTシステム開発・実証事業」の事業者に採択された。

IoT スターターキット(LoRa model)は、IoTをスピーディーに提供するためのワンストップソリューションで、スターターキットだけでセンサーを使ったIoTソリューションを構築できる。

センサーデバイス「SkyLogger」は内蔵型の着脱式デバイス(BodyCore)を採用しており、温湿度/速度/GPSなど10種のセンサーデバイスの中から3つを選択し、付け替え可能だ。

SkyLoggerでセンシングしたデータは、LoRaWAN準拠のゲートウェイ「SkyGate」を通じてクラウドサーバーに送られる。SkyGateは用途に合わせSD-GW01(屋外用)、SD-GW11(屋内用)の2タイプを用意しており、ゲートウェイ1台で鉄筋ビル一棟や農園などの広域をカバーできる。

AI分析に用いられる「SkyAI」は、クラウドサーバー上に蓄積したデータからAI学習モデルを生成し、正常異常判定や予測などの結果を表示する。

また、ダッシュボードアプリケーション「SkyAnalyzer」は、農業/物流/保全/環境といった分野ごとに蓄積した情報を可視化し、PC/スマートフォン向けにグラフ表示する。

この他、LoRaを使ったIoTコンサルティングや、セットアップなどもサービスとして提供する。センサーデバイス、LoRaゲートウェイはレンタルとなる。販売価格は30万円から、レンタル期間は4週間からだ。

福岡県の農業IoTシステム開発・実証事業モデルとしては、県内の農業試験場で栽培されているイチゴ/トマトハウス内にセンサーデバイスを設置。LoRaゲートウェイを通じクラウドサーバーへデータを送信、取得データをAIにより解析し、好適な栽培管理モデルを構築する。

農作物の高品質/高収量生産や省力化により、県の農業をさらに発展させることを目的とする。7月上旬より福岡県農林業総合試験場などで開発に着手、試験開始予定だ。

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