賞金総額2750万円——ロボットによる遭難救助コンテスト「Japan Innovation Challenge 2017」開催
2017/07/04 11:00
Japan Innovation Challenge 2017実行委員会は、実際の山を舞台にしてドローンやロボットによる遭難救助を競うロボットコンテスト「Japan Innovation Challenge 2017」を、10月16~20日に北海道上士幌町内町有林て開催する。
Japan Innovation Challengeは、ロボット技術を活用した遭難や災害が発生時の支援という実用例を提示することにより、日本のロボット産業における製品化に向けた研究や開発を加速する共に、地域への人材還流の促進による地域活性化を目的としている。今年が2回目の開催となり、昨年は14チーム、50名が参加した。
山の遭難救助における「発見」、「駆付」、「救助」の3つの課題が設定され、各チームは、これら競技課題のいずれかに参加しなければならない。
課題1は発見で、実施会場に設置されたマネキンを発見し位置情報と写真を取得することでクリアとなり、大会会期中毎日1組に50万円の賞金が授与される。
課題2の駆付は、無線機や毛布などを想定した重さ3kg程度のレスキューキットを、マネキンの周囲まで運ぶというものだ。500万円の賞金は、課題を達成したチームで分配する。
課題3の救助は、マネキンを救助しスタート地点から10m以内まで搬送するというもので、賞金2000万円は期間中に1組のみが獲得できる。
今年は実践的な課題を提示するために、夜の部として課題1を10月17日と19日の午後7~8時に実施する 。
8月2日14:30~16:15に六本木アカデミーヒルズのタワーホールAで参加者向けの事前説明会が行われる。参加費は無料で、個人や複数企業による合同チームでの参加も可能。ただし、交通費、宿泊費などは各自負担で、9月16日0時までに大会公式ホームページから事前登録を完了するなどの参加資格を満たす必要がある。