ソラコム、LPWAのSigfoxに対応した「SORACOM Air for Sigfox」提供開始
2017/07/06 11:00
ソラコムは、LPWA(Low Power Wide Area)通信方式のひとつ「Sigfox」に対応したIoT通信プラットフォーム「SORACOM Air for Sigfox」の提供を開始した。
Sigfoxは、低価格、省電力、長距離伝送可能という特徴を持つIoT向け通信規格だ。国内では、京セラコミュニケーションシステムが唯一のSigfoxオペレーターとしてインフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っている。2017年2月にサービスを開始し、2018年3月までに全国主要都市へ、また2020年3月までには全国へサービスを展開する予定だ。今回のSigfox対応に伴い、ソラコムは京セラコミュニケーションシステムのSigfoxパートナーとなっている。
SORACOMプラットフォームでは、Sigfoxが利用できる「SORACOM Air for Sigfox」の提供を開始し、これまで利用可能であったセルラーやLoRaWANと同様に、SORACOMプラットフォームのWebコンソール/APIからSigfoxのデバイスや通信を一括操作/管理することができるようになる。また、データ転送サービス「SORACOM Beam」などの関連サービスとの連携も可能になる。
国内では、Sigfoxセンサーキット「Sens’it」、「Sigfox Shield for Arduino」、オプテックスの「ドライコンタクトコンバーター」の3種類のSigfoxデバイスがSORACOMプラットフォームに対応しており、Sens’itとドライコンタクトコンバーターはSORACOMのWebコンソールから購入できる。Sigfox Shield for Arduinoの取り扱い開始時期などは別途発表とのことだ。
料金は、Sens’itが8478円、ドライコンタクトコンバーターが3万9800円で、1台から Sigfox デバイスを購入してAir Sigfox を使用することができる。初期料金にはそれぞれハードウェア費用の他に契約事務手数料およびSORACOM Air for Sigfoxの1年分の料金が含まれており(SORACOM Air for Sigfoxの通信は、デバイスあたり140回/日まで送信可能)、2年目以降は1台あたり年1440円の利用料金となる。