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STマイクロ、BLE対応次世代型SoC「BlueNRG-2」発表——セキュアなIoT通信と低消費電力運用を実現

STマイクロエレクトロニクスは、Bluetooth 5に準拠した次世代型SOC「BlueNRG-2」を発表した。

BlueNRG-2は、最新世代のスマートフォンなどと相互通信できるBluetooth 5に準拠したSoCだ。Bluetooth low energy(BLE)に対応し、セキュリティやプライバシー保護、また高速データ通信用のパケット長拡張などの最先端の拡張機能もサポートする。

CPUには電力効率の高いARM Cortex-M0プロセッサーを搭載、スタンバイモードなど複数の低消費電力モードを備え、高いRF信号強度によって信頼性の高い無線通信を実現しているため、低消費電力なIoTネットワーク機器の構築に最適だ。また、最高動作温度が105度と高く、車載環境を含む幅広い用途に使用することができる。

BlueNRG-2は、アナログトランスデューサ—が利用できる2ch 10bit ADコンバーターを内蔵しているため、同社が保有する加速度センサー、ジャイロ・センサー、地磁気センサーなどの豊富なMEMSセンサー・ポートフォリオをシームレスに利用できる。また、Pulse Digital Modulation(PDM)インタフェースにデジタルMEMSマイクロフォンを接続すれば、音声制御といった活用も可能だ。各種ライブラリーやSDKは無償提供されている。

フォームファクターは32ピンQFNパッケージで提供され、今後48ピンQFNパッケージと、超小型WLCSPチップスケールパッケージ(2.6×2.7mm)を2017年中に追加予定だ。単価は1000個購入時に約1.95ドルだ。

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