プログラミングをドローンで学ぼう——STEM教育向け知育ロボット「Airblock」
2017/07/07 08:00
ソフトバンク コマース&サービスは、Makeblockのプログラミング学習ドローン「Airblock(エアブロック)」を国内販売すると発表した。
Airblockは、スマートフォンでのコントロールに加え、Scratchベースのソフトウェアを使ってプログラム飛行することができるプログラミング教育用ドローンだ。
本体は互いにマグネットで結着する7個の発泡ポリプロピレン製モジュール構成で、衝突してもバラバラに分離して衝撃を分散するよう安全性にも配慮されている。バラバラになってもすぐに組み立ててまた飛ばすことができる。マグネットで結着させるだけなので、さまざまなモジュールの組み合わせを簡単に楽しむことができ、付属するベースを使えば、空を飛ぶドローンから地上や水上を走行するホバークラフトへと変形させることもできる。
操作には専用アプリ「MakeBlock」を使い、ドローン、ホバークラフト(地上/水上)の3つのモードを選択して、Airblockの動きを操作することができる。通信にはBluetoothを使い、操作デバイスを近づけることで自動認識する。
さらにAirblockをプログラミングすれば、ドローンに宙返りさせたり、自動飛行させたりできる。プログラミングには、コードブロックの組み合わせでプログラムが作れるScratchベースのツール「mBlock」が用意されている。
Airblock の国内発売をアナウンスする発表会の席上で、MakeblockのCEOであるJasen Wang氏は世界的なSTEM教育の広がりに触れ、学習用ロボットキット「mbot」シリーズを展開する同社も年間売上高が対前年比300%と急成長していると説明する。一例として、数学と科学の授業にプログラミングを必須科目としているフランスでは、既に6000を超える公立中学校が同社のプログラミング教材を導入しているという。そして「人々が自分のアイデアを実現できる環境を作り、世界の教育環境の向上を目指す」と、そのビジョンを語っている。
Airblockの本体サイズは、230×222×53mm/335×192×127mm(ドローン/ホバークラフト)、重量は150g/195g(同)。700mAhのリチウムポリマー電池を搭載し、フル充電からの作動時間は約8分/16分(同)だ。対象年齢は8才以上、参考価格は2万2000円(税抜)で、全国の大手家電量販店、Amazon、NTTぷらら、Softbank SELECTIONの各オンラインショップで、7月14日に発売する。