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MITが研究進めるロボットに触覚を与えるセンサー「GelSight」

米マサチューセッツ工科大学(MIT)は8年前から、ロボットアームに取り付けることで触覚をもたらすセンサー「GelSight」の研究を進めている。MITは2017年6月5日、同大学の研究チーム2組が国際会議「International Conference on Robotics and Automation」において、GelSight関連の研究成果を披露したと発表した。

MITが発表した研究成果の1つ目は、GelSightによってロボットが対象物の表面の硬さを判断できるというもの。家事ロボットが日用品を扱うのに必要とされる能力だ。2つ目は、GelSightによってロボットがより小さい対象物を扱えるようになったというものだ。

GelSightは、透過性ゴムブロックでできていて、片側にはメタリックペイントが施されている。メタリックペイントされた側で対象物をつかむことで、コンピュータービジョンのアルゴリズムを用いて対象物の表面の硬さや形状を判断する。この技術により、スクリュードライバーほどの小さな物体も正確につかみ、ホルスターから取り出して戻すといった細かな作業も可能になった。

触覚は、人間が精巧で緻密な動きを行う上でキーとなる感覚だ。ロボットも最終的には、人間の触覚に近い能力を持つことができるかもしれないとMITの研究者たちは期待している。

fabcross for エンジニアより転載)

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