「Arduino Zero」互換の0.95インチ有機ELディスプレイ搭載ボード「Pixel Mini」
2017/08/04 10:00
0.95インチ有機ELディスプレイを搭載した「Arduino Zero」互換プログラマブルボード「Pixel Mini」がKickstarterで出資を募っている。
Pixel Miniは、96×64ピクセルの0.95インチ有機ELディスプレイに、ARM Cortex M0+(32ビット、48MHz)マイクロコントローラー、128KB フラッシュメモリ、16KB RAM、MicroSDカードスロットを搭載。ウェアラブルデバイスやディスプレイ付きセンサーなどの製作に適している。
Pixel MiniはArduino Zero互換のため、Arduino Zeroのライブラリの多くをPixel Miniで使える。ただし、RAM、フラッシュメモリ共に Arduino Zero の半分の容量なので注意が必要だ。自作プログラムはMicroUSBケーブル経由でアップロードできる。
Pixel Miniは、ArduinoのSPIおよびSDライブラリと互換性があり、ディスプレイやMicroSDカードとの通信はSPIバス経由で行う。
入出力は、デジタル入出力12ピン(うち10ピンはPWM)、I2Cは2ピン、アナログ入力3ピン、アナログ出力1ピンを備えている。さらに、Pixel MiniはSWD標準ヘッダーを備えており、「Atmel ICE」を使ったデバッグが可能だ。
Pixel Miniはオープンソースハードウェアで、回路図は後日公開予定だ。
Pixel Miniは2017年8月23日までクラウドファンディングを実施。8月4日時点で目標額5000ドル(約55万円)に対して、約4600ドル(約51万円)を既に集めている。
Pixel Miniの価格は、45ドル(約5000円)。出荷は2017年10月の予定で、日本への送料は5ドル(約550円)だ。