RGB LEDバックライト付き6桁ニキシー管ディスプレイ「Nixie Tube Driver」
2017/08/21 10:00
RGB LEDバックライト付き6桁ニキシー管ディスプレイ「Nixie Tube Driver」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
Nixie Tube Driverは、Arduinoを使った自作の時計、温度計、電圧計などに組み込んで使用できるディスプレイユニット。ニキシー管のソケット部に組み込まれたRGB LEDバックライトが数字を美しく浮かび上がらせ、オリジナルかつインテリア性の高いディスプレイを作ることができる。
使用できるニキシー管は、数字表示用のIN-12A/IN-12Bと記号表示用のIN-15A/IN-15Bの4種類。数字のみを表示する場合はIN-12A、小数点表示が必要な場合はIN-12Bを使う。IN-15Aは%、+、-、μなどの記号、IN-15BはW(ワット)、A(アンペア)、V(ボルト)、Ω(オーム)などの単位記号を表示したい場合に使う。
Nixie Tube DriverにはArduino用ライブラリー「Nixie Tube Driver Library」が用意されており、数値、時間、記号などの表示をArduinoスケッチから行える。
バックライトの色は赤、緑、青、白、黒など10色が既定値として設定されているが、他の色に設定することもできる。また、一つの色から他の色へのフェードイン、フェードアウトや色の表示持続時間などのコントロールも可能だ。
Nixie Tube Driverの価格は、コントローラーとソケットを搭載した基板のみ(ニキシー管なし)で40ポンド(約5600円)。出荷は2018年3月の予定で、日本への送料は7ポンド(約980円)だ。
ニキシー管付きの場合、小数点付き6桁数値表示用セット「Numbers Pack」が55ポンド(約7700円)、IN-12B 5個と記号表示用ニキシー管(IN-15AまたはIN-15B)1個の計6個を含むセット「Symbol Pack」が57ポンド(約8000円)、IN-12B 6個、IN-15A 1個、IN-15B 1個の計8個を含むセット「Deluxe Pack」が60ポンド(約8400円)。出荷は同じく2018年3月の予定で、日本への送料は10ポンド(約1400円)だ。
ただし、いずれもニキシー管点灯に必要な高電圧電源(約170V)は含まれていないので注意が必要だ。
Nixie Tube Driverは2017年9月15日までクラウドファンディングを実施。8月21日時点で、目標額1000ポンド(約14万円)の2倍以上にあたる約2500ポンド(約35万円)を既に集めている。