Ambi Climate2は、ユーザーの好みに合わせた空調管理を行うエアコン用リモートコントローラーだ。搭載したAIがユーザーの好みを学習し、気候や時間帯などの様々な条件を分析してエアコンを自動で調節する。香港のIoTスタートアップAmbi Labsが開発したプロダクトで、旧型と合わせてKickstarterで2700万円を超える支援を集めたという。

Ambi Climate2は、人が快適さを感じる6つの要素（温度、湿度、気流、放射熱、代謝量、着衣料）と言われるもののうち、温度以外のパラメーターを計測・分析し、オンラインの天気情報や時間帯からユーザーの服装や代謝サイクルまで予測し、空調管理を行う。また、専用のアプリからフィードバックを送ることで、ユーザーの好みを逐次学習するとしている。

外気温や体温の変化も考慮しながらエアコンを自動制御することで、快適な睡眠や、気温の影響を受けやすい赤ちゃんや高齢者に応じた空調管理を実現する。また、IFTTTやAmazon Alexaなどのサービスにも対応予定で、出先からでも簡単にエアコンの制御が可能になる。

専用アプリからはエアコンの管理／制御、利用頻度などの統計情報を提供できると共に、稼働時間や平均温度／湿度、ユーザーの好みのモードや条件などを確認できる。

また、機能／モードには、設定した温度と湿度の上限／下限の間で自動調節する「お出かけモード」、ユーザーの位置情報から帰宅直前にエアコンを稼働、帰宅までに部屋を快適な状態にする「マルチユーザー位置情報機能」、ユーザーや家族が全員家を出たときに自動でエアコンを止める機能なども実装予定だ。

約1000機種のモデルのリモコン式エアコンに対応し、本体サイズは108×42×81mmで、重さは110g。マイクロUSBケーブルで充電する。なお、利用にはインターネット接続、Wi-Fi環境（802.11b／802.11g／802.11n-24）が必要だ。

Ambi Climate2の予約価格は1万4600円で、限定10個を超早割価格1万1800円、限定20個を早割価格1万3000円（いずれも税込み）で提供する。出荷は、10月中を予定している。

先行予約期間は10月26日までで、目標金額56万円に到達すれば先行予約が成立する。