3Dプリンターで作る6脚歩行ロボット——Arduino Nano搭載の「Vorpal Combat Hexapod」
2017/09/14 15:00
6脚歩行ロボット「Vorpal Combat Hexapod」が、Kickstarterにて出資を募っている。
Vorpal Combat Hexapodは、Bluetoothで通信するゲームパッドでコントロールする6脚歩行ロボットだ。ボディパーツやゲームパッドのケースは3Dプリントにより制作できる。
ゲームパッドには5個の方向ボタンと12個のモードボタンがあり、これを組み合わせることで歩く/その場で回転/ダンスなど合計60種類のモーションを記録して実行できる。Arduino Nanoとプログラミングを保存できるSDカードを内蔵しているので、Scratchでプログラミングすればモードボタンの設定を変更することができる。また、本体に拡張用センサーポートを備えており、超音波レンジセンサー(HC-SR04)とカメラ(CMUcam5 Pixy)を接続することができる。
ボディの3DモデルデータはOnShape.comに、ArduinoとScratchのエクステンションコードはGitHubにて公開されているので、3Dプリンターがあれば必要なパーツを印刷し、Scratchで動きをプログラムできる。組み立てに要する時間は2時間以内としており、はんだ付けは不要だ。Arduinoはファームウェア書き込み済みで、Bluetoothチップもオートペアリングに設定されている。
ボディサイズは、およそ250(直径)×180mm(高さ)、重量は570g。制御基板にはArduino Nanoを採用し、3000mAhリチウムイオン電池(18650型)で60~80分の連続稼働が可能だ。ゲームパッドのサイズはおよそ130×100×40mm、重量は200gだ。
Kickstarterでは早割価格として、3Dプリント部品とバッテリー以外のパーツが入った「Basic Kit」が99ドル(約1万900円)、本体パーツが全て付属する「Full Kit」 が159ドル(約1万7500円)で購入できる。なお発送先はアメリカおよびカナダのみとなっている。
Vorpal Combat HexapodはKickstarterにて10月18日までクラウドファンディング中だ。目標額は1万8000ドル(約198万2100円)で今年11月〜12月に発送予定だ。