CORONA は製品単体でWi-Fi／Bluetooth／NFC機能を搭載しており、独自の暗号認証方式を利用したNFC認証により、CORONA本体からのセキュア通信によるデータ送受信が可能だ。

利用者側はiPhone／Android端末に搭載されているNFCにより、各種サービスと連携できる。利用例として店舗やイベント内の専用Wi-Fiへの接続を挙げており、ユーザーはCORONAにスマートフォンをタッチするだけで専用Wi-Fiに接続できる。

本体寸法は40×40×24mm（専用ケース収納時は50×50×32mm）、本体重量は24g。小型のため、配置する場所の雰囲気を壊さずに設置できる。またケース表面にはシールを貼付できるため、広告表示などその場所に応じたテーマを適用できる。

電源にはUSBバスパワーを利用。専用バッテリー（400mAh）により、無給電時でも1週間の連続動作が可能だ。バッテリーが利用不可能な場所でも内蔵NFCは動作できるため、屋外イベントなど電源が無い状態でもNFC内のデータ（最大8KB）を取り出して利用できる。

設定アプリとしてiOS対応の「CORONA Manager」を用意しており、各種設定変更やNFC内のデータ／設定の書き換えが可能。こうしたデータ更新も、電源供給の有無に関係なく実行できる。

利用価格は、本体試用版 1個につき2万円。アプリ利用料は、店舗向けサービスFavor（iOS／Android専用アプリ、店舗向け管理システム）が1個あたり月500円、WiFi簡単接続サービス WiFi HELPER（iOS／Android専用アプリ、SDK）が月300円となる。