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ロボットとストレスのない会話を——ユカイ工学、「心づかい」ができる音声認識ロボットの受託開発開始

ユカイ工学は、東芝映像ソリューションの音声対話デバイスの技術を活用した音声認識ソリューション「A/UN (アウン)」を使用した、音声認識ロボットの受託開発を始めることを発表した。

同社によると、これまでロボットを介して家電やIoTプロダクトの操作を行う場合、ユーザーが「扇風機をつけて」「エアコンを消して」など直接指示を出すか、予め設定した室内温度などの条件に従って自動でオン/オフするように設定しておく必要があった。

それに対し、A/UNを使うことで、例えば室内の温湿度センサーの値が一定以上になると、ロボット側から「扇風機をつけましょうか?」などの提案を行い、ユーザーは「お願い/はい/つけて」などと応えることで、家電やIoTプロダクトの操作ができる。これにより、あたかもロボットからユーザーに対する「心づかい」を表現できるとしている。

さらに、従来はロボットの発話中はユーザーの指示を認識できず、ユーザーはロボットが話し終るのを待って指示する必要があったが、A/UNではロボットが発話中でもユーザーの指示を認識できる全二重対話(割り込み)が可能になった。これにより、ユーザーはイライラすることなく、より自然な会話の流れでロボットに指示を出せるようになる。

なお、音声認識ロボットの受託開発に関連し、10月3日~6日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2017」にて、音声対話機能を搭載したデモンストレーションサンプルロボット「こだま」を展示する。

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