武藤工業、造形後に変形できる3Dプリンター用フィラメント発売
2017/10/12 12:00
3Dプリンター開発/製造/販売などの武藤工業は、FFF方式3Dプリンター用フィラメントを発売する。
今回発売するフィラメントには、ユニチカが開発した特殊ポリエステル樹脂製の感温型素材を使用。3Dプリンターで造形した後でも、体温やお風呂のお湯程度の安全な温度で柔らかくなり、形状を変化させることができる。70℃程度の高温にすると硬化するため、それ以上の変形を止めることもできるという。
加えてファイブヘルツの防菌/抗菌材料を1000ppm程度添加し、造形物表面の抗菌だけではなく、造形物を設置した空間の除菌や防臭効果が期待できるという。
同社では、病院/介護現場で使用される器材などの患者に合わせたカスタマイズや、スポーツ選手向けカスタム品の自助器具や補助器具の製作、工芸品などのデザイン用途、冶工具の製作などへの応用を想定する。
武藤工業の3Dプリンター用抗菌フィラメントは、1.75mm径、1kgで予定価格は1万4800円(税別)、発売予定日は12月1日だ。