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電子工作やデバイス試作に最適——U字形Arduino互換ボード「DevDuino」

U字形でブレッドボードに直接差し込んで回路を組むことができるArduino互換ボード「DevDuino」がKickstarterに登場し、人気を集めている。電子工作やデバイス試作で活躍しそうだ。

DevDuinoは、ATMega32U4マイクロコントローラーのほか、1.3インチ(128×64ドット)有機ELディスプレイ(コントローラーSSD1306搭載)、Wi-Fi/Bluetoothモジュールコネクター、リアルタイムクロック、温度センサー、micro SDカードスロットなどデバイス製作に便利なコンポーネントを搭載したArduino互換ボードだ。

DevDuino

開発やデバッグの便宜を図るため、DevDuinoのGPIO、アナログ入力、シリアルRX/TXポートにはローパワーLEDが付いている。また、電圧計も付いており、信号レベルを簡単にチェックできる。

DevDuino

電子工作に便利なコンポーネントを多数搭載したDevDuinoだが、その基板の形状は長方形ではなくU字形になっている。通常、Arduinoの上側にシールドを載せるが、ブレッドボードと組み合わせる場合、シールドがArduino上のシルクスクリーン印刷やリセットボタンを覆い隠してしまうなど使いづらい面がある。U字形にすることで、DevDuinoの下側にシールドを挿してブレッドボードに挿し込みDevDuino上の印刷を覆い隠さない状態で回路を組むことができる。

DevDuino
DevDuino

DevDuinoの価格は37ユーロ(約4900円)で、日本への送料は4ユーロ(約530円)だ。Wi-Fiモジュール、Bluetoothモジュール、microSDカード、ブレッドボードなどの付属品を含むセットは59ユーロ(約7800円)で、日本への送料は6ユーロ(約800円)。出荷はいずれも2017年12月の予定だ。ただし、日本国内でWi-FiモジュールやBluetoothモジュールを使用するには技適(技術基準適合証明・認定)を受け、技適マークが付されていなければならないので注意が必要だ。

DevDuinoは2017年12月1日までクラウドファンディングを実施。11月1日の開始からわずか数日で、目標額8000ユーロ(約110万円)の3倍近い約2万4000ユーロ(約310万円)を既に集めている。

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