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10万円台で繰り返し精度0.025mmを実現——5軸ロボットアーム「Dorna」

産業グレードの高い繰り返し精度を持つロボットアーム「Dorna」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。

Dornaは、5軸(5自由度)のロボットアーム。高精度CNCで製作したパーツで構成され、がたつきを最小限に抑えるタイミングベルトと最大32マイクロステップのステッパードライバーが0.025mmという高い繰り返し精度を実現している。

Dorna

Dornaの旋回角度は360度で、リスト部は双方向の連続回転が可能だ。ツールヘッドは、グリッパー、カッター/ペンホルダー、レーザーヘッド、カメラアタッチメントの4種類が用意されており、物品搬送(ピック&プレース)、レーザー刻印、撮影用カメラ支持などの使い方ができる。

Dorna

Dornaの制御は、GUIベースのオープンソースソフトウェア「Dorna Lab」で行う。グラフィカルシミュレーター付きで、ロボットアームの動きを画面上で確認できる。Pythonで書かれたDorna LabはWindows/Mac/Linuxに対応している。

Dorna

Dornaの水平リーチは965mmで、垂直リーチは584mm。本体重量は5.4kg、可搬重量は1.1kgだ。電源電圧は110Vで、消費電力は60W。コントローラーは「Arduino Due」ベースで、ファームウェアには6軸CNC用の「g2core」を使用している。

Dorna

Dornaの早期割引価格は、本体組み立てキットが890ドル(約10万円)。オプションのツールヘッドはグリッパーとツールホルダー(カッター/ペンホルダー付き)がそれぞれ59ドル(約6700円)、レーザーヘッド(500mW)が69ドル(約7900円)、カメラホルダーが29ドル(約3300円)だ。出荷は2018年6月の予定で、日本への送料は99ドル(約11000円)だ。

Dornaは2017年12月16日までクラウドファンディングを実施。11月6日時点で、目標額7万ドル(約800万円)に対して約1万8000ドル(約200万円)を集めている。

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