PlusBoardは、配線とプリントパターンを一致させたブレッドボード「PlusBoard」とストリップボード「PlusStrip」のセット。PlusStripは、欧米でよく使われるストリップボードをPlusBoard用にカスタマイズしたものだ。通常、ブレッドボードで試作した回路をストリップボードへ移すのは面倒な作業だが、このセットを使うと失敗することなく移すことができる。

PlusBoardのアイデアは実にシンプル。PlusBoardの上にPlusStripを重ね合わせ、PlusStripの上で回路を組む。動作が確認できたら下側のPlusBoardを取り外して、パーツをそのままPlusStripにはんだ付けすれば出来上がりというものだ。配線はおろかパーツの載せ換えも不要なので、間違える余地がほとんどない。

また、micro USBポート付きの可変電圧電源「PlusPower」も同梱されており、モバイルバッテリーやPCと接続してPlusBoardに電源を供給できる。まさに電子工作やプロトタイピングにぴったりのボードセットだ。

PlusBoardのサイズは96×80×12mmで、PlusStripのサイズは80×80mm。PlusPowerの出力電圧は3.3～30V、入力電圧は5～32Vだ。

PlusBoardは2017年12月25日までクラウドファンディングを実施。11月17日時点で目標額8000シンガポールドル（約67万円）に対して、約3800シンガポールドル（約32万円）を集めている。

PlusBoardの早期割引価格は、PlusBoard1枚、PlusStrip5枚、電源1個のセットで15シンガポールドル（約1300円）。出荷は2018年8月の予定で、日本への送料は10シンガポールドル（約830円）だ。