どんな基板もがっちりホールド——プリント基板ホルダーセット「PCBite 2.0」
2017/11/28 17:30
プリント基板ホルダーやプローブスタンドなどがセットになった「PCBite 2.0」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
PCBite 2.0は、どんな形状の基板でも挟み込んで固定できるプリント基板ホルダー「PCBite」と、フレキシブルアームにセットできるプローブ、マグネットで固定できるベースプレートがセットになっている。
PCBiteはグリップを下げて最大で10mm隙間をつくり、どんな形状のプリント基板でも挟み込んで固定できる。底部はマグネットになっており、ベースプレートに立てれば倒れないよう固定できる。PCBite 2.0では、基板を挟む部分には黄色の絶縁ワッシャーを使っている。小型基板の半田付けなどにも重宝しそうだ。
フリーハンドでの測定を可能にするプローブは、マグネットでベースプレートに固定できるフレキシブルアームで、任意の位置にセットできる。ニードル部にはスプリングピン(ポゴピン)を採用し、プローブヘッドの重みによりプローブのニードルがポイントに継続的に圧を加えることでポジションを安定して維持できる。
フレキシブルアームとプローブの長さは340mm、ニードルの径は0.5mmで先端の角度は30度、取り付けはM3ネジだ。ベースプレートは素材がフェライト系ステンレスで、サイズは210×148mmと297×210mmの2サイズがある。
PCBite 2.0のテスター用セットはKickstarterにおいて、844スウェーデンクローナ(約1万1300円)で提供する。セット内容は、PCBite×4、プローブ付きフレキシブルアーム×2、ベースプレート(大)、絶縁ワッシャー。2018年2月の出荷を予定しており、日本への送料は76スウェーデンクローナ(約1020円)だ。
PCBite 2.0は、12月23日までクラウドファンディングを実施中。11月28日時点で、1万スウェーデンクローナ(約13万4000円)の目標額を大幅に上回る約7万4000スウェーデンクローナ(約99万2000円)を集めている。