32bit Arduino Zero互換機——基板サイズ36×18mmの小型モジュール「Neutrino 3.0」
2017/11/28 13:30
Arduino Zero互換モジュール「Neutrino 3.0」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
Neutrino 3.0は、開発元が2015年にクラウドファンディングを成功させたArduino Zero互換の小型ボード「Neutrino」や「Tau」の最新版だ。
基板サイズは36×18mmとArduino Zeroより小型ながらも(Arduino Zeroは53.5×67mm)、32bit ARMコア、256KBフラッシュメモリ、32KB SRAMを持つ「ATSAMD21G18」を搭載する。ピン配置など初代Neutrino同様(Tauは一部入出力ヘッダーを減らすなどしてさらに小型化している)で、Arduino Zero用に作成されたライブラリーは変更なしで使用可能だとしている。
ただし、基板側面に出ているピン10~13はArduino ZeroのSPIライブラリーが非サポートなため、利用する場合は別に設けられているSPIヘッダーを利用する必要があるとのことだ。また、ピン13にはシリアル通信などで確認できるLEDを入れているようだが、開発元はこれをTXLに変えるとしている。記載した回路図は今後変更される予定があるので、適宜確認されたい。
なお、ブートローダーはZero用のものが書き込まれているが、ブートローダー領域の書き換えはAtmel ICEが必要になる。もちろんスケッチの書き換えであれば、USBケーブルのみでOKだ。
Neutrino 3.0はKickstarterにおいて、1枚20ドル(約2230円)、2枚38ドル(約4230円)、10枚165ドル(約1万8400円)などで提供する。出荷は2018年1月を予定しており、日本への送料はいずれも5ドル(約557円)だ。
Neutrino 3.0は、Kickstarterで12月8日までクラウドファンディングを実施中。11月28日時点で、3500ドル(約39万円)の目標額に対して約2500ドル(約27万8000円)を集めている。