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IoT開発キットにBluetooth Low Energyと環境発電センサーシールドを追加

オン・セミコンダクターは、同社のIoT開発キット(IDK)の機能拡張のため、Bluetooth Low Energyとスマートパッシブセンサー(SPS)の2つのボード(シールド)を追加すると発表した。スマートホーム/ビル、スマートシティ、産業オートメーションやモバイルヘルスなどを対象とした多様な開発が可能となる。

Bluetooth Low Energyシールドは、同社が2月に発表したマルチプロトコルBluetooth5認定済み無線システムオンチップ(SoC)「RSL10」を搭載している。RSL10は、業界最小クラスのディープスリープ電流と受信電力を備え、バッテリー寿命の長いIoTデバイスを開発できる。サイズも小型で、コスト効率が高い製品設計が可能だ。

また、SPSシールドは、環境発電技術を用いたバッテリー不要のワイヤレスセンサーが計測した温度、湿度、圧力データを捕捉できる。このセンサーは、メンテナンスフリーが不可欠で、かつバッテリー交換が難しい場所のモニター向けのアプリケーションに適している。

2つの新しいシールドにより、IDKの構成変更可能なモジュラー方式による選択肢が広がる。SPSシールドのバッテリー不要のセンシングは、資産の健全性モニターから農業まで、品質管理や予知保全での活用が可能となる。またBluetooth Low Energyにより低電力のワイヤレス接続の可能性が広がる。

これらのIDKシールドは、完全な回路図、PCBレイアウト、ガーバーデータファイルを含む資料とともに供給され、設計コンセプトから開発、生産へと迅速に移行できる。

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