ケーブル接続してスマートフォンで操作——ホビー向けワイヤレス制御モジュール「ELIO」
2017/12/15 12:00
スマートフォンで操作するホビー向けワイヤレス制御モジュール「ELIO」がIndiegogoでクラウドファンディング中だ。プログラミングなどの専門知識がない電子工作初心者でも、モーター類をケーブル接続するだけで使える。
ELIOは、55×46×24mmのクリアケースにDCモーター制御回路、サーボモーター制御回路、LED駆動回路、電源入出力、Bluetooth通信機能(Bluetooth 4.2対応)が組み込まれたモジュール。DCモーター/サーボモーター接続端子はそれぞれ2個、LED接続端子は4個備えており、iOS9.0以降およびAndroid5.0以降に対応する。電子工作用のため、DCモーターやRCサーボ類は含まれておらず自分で用意する必要がある。
ELIOにモーターやLEDをケーブル接続すると、スマートフォンの専用アプリを使って動作を制御したり設定したりできる。動作設定にコーディングなどの知識は必要なく、アプリ画面上でドラッグ&ドロップやスライダー操作をするだけだ。
また、アプリを使ってモーター類のリモートコントロールもできる。最大30メートル離れたところから、サーボモーターとELIOを組み込んだミニ四駆を前後左右に走らせるなどの操作も可能だ。
ELIOの早期割引価格は、モジュールのみの「ELIO Basic Pack」が25ドル(約2800円)。モーター類を含む電子工作キットも用意されており、ペットボトルを自分で用意してプロペラ船を作るキット「DIY Airboat Making Pack」、プラスチック製ボートを作るキット「DIY Boat Making Pack」がそれぞれ50ドル(約5600円)だ。
ELIOの出荷は2018年3月の予定で、日本への送料は15ドル(約1700円)。なお、ELIOはBluetooth通信を行うが、日本国内で使用するには技適(技術基準適合証明・認定)を取得し、技適マークが付されていなければならないので注意が必要だ。
ELIOは2万ドル(約230万円)を目標に、2018年1月18日までクラウドファンディングを実施する。