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メカトラックス、研究開発用途向けRaspberry Pi用高精度A/D変換モジュール「ADPi Pro」を正式販売

メカトラックスは、研究開発やビジネス用途向けのRaspberry Pi用高精度A/D変換モジュール「ADPi Pro(エーディーパイ プロ)」の正式販売を開始した。

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IoT分野などでのプロトタイピングや小ロット製造などの需要があるRaspberry Piは、アナログデバイスを扱うためには信号処理用のA/D変換モジュールなどが別途必要になる。同社では、高精度の計測用途向けA/D変換モジュールを求めるユーザーの声を反映し、ADPi Proを開発、2017年4月にサンプル販売を開始していた。

photo Raspberry Piにスタックした状態

ADPi Proは、24bit分解能、入力0~5V、差動4ch入力対応のAnalog DevicesのAD7794をA/Dコンバータに採用し、出力データレートは4~470Hzの周波数範囲でソフトウェア制御が可能だ。

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計測時の誤差を最小限にし高精度な計測を可能とするため、製品個別に実施したA/Dコンバータの校正データをEEPROMに格納し、加えて温度特性に配慮して安定した基準電圧が供給できる外部基準電圧発生ICを搭載している。

Linux Kernel採用のiioサブシステムを利用した専用のソフトウェア環境(カスタムKernel)が同社サイトより提供されており、OSとの親和性も高くハードウエア部分を意識せずにシステム開発ができる。OS側から電源のON/OFFができる外部出力端子も搭載しており、消費電力削減のためにセンサーを測定時だけONすることなども可能だ。

同社のRaspberry Pi周辺機器、「3GPi(Raspberry Pi用3G通信モジュール)」、「slee-Pi(同電源管理、死活監視モジュール)」などとの併用が可能となっている。

同社の販売サイトから購入可能で、価格は2万7000円(税込)となっている。

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