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ドローンを活用して農薬使用量を削減——「OPTiM スマート農業ソリューション」

オプティムは、AIやドローンを活用して必要な箇所にのみ農薬散布を行う「ピンポイント農薬散布栽培実証実験」を実施し、大豆の栽培において農薬散布量を通常の10分の1以下抑えることができたと発表した。

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この実証実験では、農業生産法人であるイケマコが管理する88エーカーの大豆畑を使用。畑を2分割し、一方を通常の育て方で全面に農薬散布を行い、もう一方はドローンを用いたピンポイント農薬散布栽培を実施。残留農薬量や収量、品質、労力・農薬コスト削減効果を検証した。

同実験では、ドローンを自動飛行させて大豆畑全体を撮影。AIの画像解析によって害虫の位置を特定し、ドローンが自動飛行によってその箇所にのみピンポイントで農薬散布する方法が取られた。これにより農薬の散布量を通常の10分の1以下に削減できた。

なお、栽培された大豆は「スマートえだまめ」と命名され、福岡市の百貨店で一般のえだまめの約3倍の価格で販売・完売したという。同社では本取組に関連する特許群を現在出願中とのことだ。

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