ソニー、アクセラレーションプログラム「新規事業の加速支援サービス」を開始
2018/01/18 15:00
ソニーは、外部企業やスタートアップを対象としたアクセラレータープログラム「新規事業の加速支援サービス」を開始した。これまで社内向けだったクラウドファンディング/Eコマースサイト「First Flight」もあわせて外部に開放する。
First Flightは、自社内の新規事業立ち上げをサポートすることを目的として2015年7月にスタートしたクラウドファンディング/Eコマースサイトだ。1億円以上の資金を調達した「wena wrist」などの実績もある同サイトだが、今回の支援サービスのリリースと共に社内以外の企業やスタートアップにも開放する。
新規事業の加速支援サービスでは、量産化に向けた設計や品質管理、保証などのさまざまな領域における知見を持つ「加速支援チーム」が、商品化に向けた色々な角度からのサポートを提供する。同社は、社内向けの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」(SAP)での新たな事業立ち上げの経験とノウハウを生かして、新規事業の量産段階で発生する課題などを乗り越えるサポート体制を確立するとしている。
具体的には、例えば、事業開発における戦略立案や事業計画、商品企画/設計、商流/物流構築などに対して、SAPの加速支援チームがサポートを実施。さらに同時に、First Flightサイトを活用することによって、集客力や支援者とのコミュニケーションによる商品改善、ECによる販売力強化などのメリットが得られる。
同社は、First FlightおよびSAPを社外にも解放することによって、斬新で革新的なアイディアやサービスがより多く生まれることをサポートし、国内の新規事業創出の機運の高まりや新規事業市場の拡大、活性化を目指すとしている。