エレクトロニクスの基礎を遊びながら学ぶ——ペーパークラフトブック「Papier Machine」
2018/01/22 11:00
エレクトロニクスの基礎を学べるペーパークラフトブック「Papier Machine」がKickstarterで人気を博している。全年齢対象で、パーツはあらかじめ切り込みや折り目加工されているのではさみやのりは不要だ。
Papier Machineは、遊びを通してエレクトロニクスの世界を理解できるように考えられたペーパークラフト集だ。ページからパーツを取り外して折り曲げ組み立てると、「マシン」が出来上がる。回路パターンは導電性インクでシルクスクリーン印刷されており、一部のマシンは鉛筆で書き足すことで回路が完成する。
Papier Machineは各巻ごとにテーマのあるシリーズ本で、カラーイラストで描かれたマニュアルに従って組み立てるとテーマに沿ったマシンが出来上がる。クラウドファンディング中の「Vol.0」のテーマは「音」。Vol.0には動かし方によっていろいろな電子音を出す6種類のマシンが収録されている。
Papier Machine Vol.0の大きさは353×250mmで、全24ページ。坪量200g/㎡の用紙を使用しており、圧電素子、サウンドチップ、ボタン電池など必要なパーツは全て添付されている。
Papier Machineの価格は45ユーロ(約6100円)。ポスターと仏PAPIER TIGRE(パピエ・ティグル)とのコラボレーションノートが付属する。出荷は2018年7月の予定で、日本への送料は10ユーロ(約1400円)だ。
Papier Machineは2018年2月19日までクラウドファンディングを実施するが、2018年1月22日時点で目標額4万5000ユーロ(約610万円)を上回る約6万8000ユーロ(約920万円)を既に集めている。